ブログ 海外

ジャグアの原産国パナマ共和国へ来訪して感じた事

this is how I feel at that time

今朝Facebookを開くと、「過去のこの日」というお知らせで、7年前に投稿した記事がリマインドされていた。

JAGUA INK社のJason氏がページで私をタグ付けして投稿した記事を引用して、過去の私はこのように投稿していた。

翻訳

ジャグアインクは、素晴らしい人たちに恵まれています。
今年はNature's Body Art & Soulstice ShopのValerie DoyonとKurikiyo Design & Artの和田清香がパナマのジャングルで参加してくれました。
夜な夜なインディアンにタトゥーを入れていました。
インディアンが外部から刺青を受けるのは珍しいことで、
ヴァレリーとキヨカが施したデザインに彼らは圧倒されたようです。
ヴァレリーとキヨカが施したデザインは、彼女たちの心を開き、
自分たちのアートがどのようなものか、そして工場で行っている仕事がどこまで届くのか、
やっと知ることができたのです。素晴らしい夜でした。

以下が、この投稿を読んで、当時自分のFacebookにシェア&コメント投稿したものです。
稚拙な文章だったので、手直ししましたが、だいたいこんな感じです。

村を訪れてジャグアタトゥーをした時の様子を、JAGUA INK社のJasonが投稿していた。この記事を読んで、改めて他者ありきの自分であることに気付かされたことを記しておく。

私が日本の裏側まで赴き、パナマの山深いジャングルで彼らの伝統的なボディーアートとの関わりを見物するよりも、彼らにとって私という外部のもの(外国人・他国の文化を持つ者)のアートを受け入れることがとても素晴らしい刺激になっていたという事。

実は村を訪れた時、せっかく遥々ここまで来たのだから、私はもっと彼らの伝統的な祭事の準備の様子や、どのように施術されるのかが見たい!と単純に思っていた。

しかし祭事なんてそもそもしょっちゅう開催しておらず、それが一番の目的なら予め計画する必要がある。
そもそもその時に許可がでるとも限らない。

私はこの時、村でせっせとひたすらに男女に描いてた。
正直、「ここまで来て、フルスロットルで描いてる私って何なんだ....日本でやるのと同じやん(笑)」
って内心思っていた。(彼らの手法で、彼らの伝統的な模様やデザインを描いてもらいたかった)

私を見て怖がり、泣き叫ぶ子どもをなだめてでも、私に描いてもらうために列に並ぶ若いママ達や、
男の子が恥ずかしそうに私に近づいてきたり、年頃の女の子達がキャーキャー楽しそうに見せ合いしたり、
彼達が普段見慣れない新しいデザインに興味を持ってくれた事、
凄く喜んでくれて「グラシァス」と言ってくれた事、

Jason氏の投稿で、彼ら側から見えた景色を知った。
私がジャングルで彼らに施術した事がとても大きな意味があった。

今頃、彼らの身体に私が描いたジャグアタトゥーが染まっている。
私が去った後もしばらく残って二週間程で消えていく。

その間はもちろん、消えた後も私というアジア人に描いてもらった事が記憶として残るだろうと思うと、
何とも表現しづらいけど、遥々パナマまで来てよかった!
ジャグアインクを取り扱う会社がJagua Ink社で本当に良かった‼︎

こんな経験をさせてもらえて、うちのサプライヤーは最高。
私は人に恵まれていると心底思う。
私も私を慕ってくれる人には最高のお世話したい。

2015年にパナマのジャングル・ダリエン地峡にいた時に投稿した記事を再び読み返して、
改めてこう感じた。

渡航費用+時間の引き換えで手に入るのは、他者から見える【経験≒事実】だ。
実績や成績なども他人からもわかりやすい。

一方、自分の考察や別角度から見えたもの(自分の中に積んでおくもの)は普段は人から見えない。それら内生的なものを【感性】とする。


感性は経験によって蓄積されるものだが、
たとえば、「イタリアに行ったことあるよ!」という人の感性が、
ピザ美味しかったな、くらいの思い出なのと、
南部と北部では街の雰囲気も人も、食文化も、全然異なっていたな、
と感じる人とでは、同じ時間を使って同じ場所を訪れても随分とひらきがある。


私が他の方の旅行記を読むのが好きなのは、その人の感性を通して見た物や触れた物を知れるからだ。
単に情報が欲しい場合は、世界中の旅人の口コミサイト「trip advisor」や、手短にInstagramで良いとおもう。


今日のこの投稿は、これからジャグアタトゥーを始める人、
ジャグアについて何か調べていた人の答えになる内容は一切含まれていません。
ごめんなさい!


パナマの思い出?
蒸し暑くて、虫や動物の声がして、道なき道、がボッコボコ、
都心と国境付近とでは、「シンガポールと密林」くらいの対比だった。










-ブログ, 海外