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ジャグアタトゥーが描けるようになったら次にやる事

\ジャグアタトゥーの知識を増やし、技術を身につけ、SNSで告知したらアーティストデビュー!

コレカラちゃん

始めのうちは友人や知り合いの知り合いなど、いろんな人が応援してくれて小忙しくしていたのに、一巡してみると、気がついたら季節は冬・・・

SNSを見ると、同業のアーティストさんは「今月は満席になりました!」とか、
モデルさんを起用したかっこいい宣材写真を投稿していたり・・・
焦る気持ちや嫉妬心、ちょっと落ち込みそうですよね。

ジャグアタトゥーアーティストとして活動を始めたけど、
ちょっとモチベーションが下がってきた...

コレカラちゃん

実際のところ、ジャグアタトゥーだけでは大した収入にならないなぁ...

コレカラちゃん

私は自らアーティスト活動をし、ボディーアートの楽しさや魅力を知ってもらうビジョンがあります。また、施術方法や知識を教える講師でもあります。

国内では大きなニーズのない小さな業界で過去15年の間、ワークショップやイベント、講習などで、多くの方のアーティストデビューに関わってきた私が、ビジネス書や起業系オンラインサロンではあまり語られない、地に足のついた【アーティスト×持続的イノベーション】について語ります。

持続的イノベーションとは

既存の性能や品質を向上させながら、新たな価値を生み出すこと。

ジャグアタトゥーが上手く描けるだけではやっていけない

もし、あなたが絵を描く才能や、人気のあるデザインを描くスキルがあったとしても、人と楽しく話したり、関係性を築いたり、写真撮影やSNS運用、文章を書くスキルがないと、ジャグアタトゥーアーティストとして長きにわたり副業や独立は成り立ちません。

ジャグアタトゥーアーティストになろう!と決めたものの、多くの人が始めて1〜2年程で、当初のモチベーションが消え失せてしまい、いつのまにかフェイドアウトしています。

その大半の理由は、

・集客不足で利益がでない
・上手い人と比べてしまい、スキル不足を痛感
・依頼してくれるのは知り合いだけ

といった状況を1〜2年で迎えてしまうからです。

施術の単価を上げたり、小物やアクセサリーを作って売るのも良いと思いますが、汎用性とポータブルなスキルを身につけることの大切さや、あなたの職業人生においてのメリットなどをお伝えします。


専門スキルより汎用スキルをのばす

では、どうすれば上記のような状況に陥らず、副業もしくは本業としてジャグアタトゥーアーティストを続けることができるのでしょうか。

それは本業(ジャグアタトゥー)のスキルと「何か」のスキルを掛け算することです。

「絵を描くのが得意だから(好きだから)ジャグアタトゥーを選んだのに、結局他のスキルを身に付けなきゃ成り立たないほどの需要しかないのか......」

「もっと(自分の特技を活かした)割のいい副業ないかなぁ〜」

と、心の声が聞こえてきそうですが、汎用性の高いスキルを修得することは、

先行きが不透明で、将来の予測が困難なアーティストが、独立して生きていくために最も大切なことです。

なぜ、ジャグアタトゥー以外の汎用性のあるスキルが必要なの?

アーティストやクリエーターが独立して生業を続ける事を、【商品の流通】と考えてみましょう。

質の良い製品を作る(専門スキル)、それを流通させる(製品の良さを伝えるスキル)

当たり前の話ですが、たとえ素晴らしい製品作りの才能があっても、家に置いておくだけでは誰も買ってくれません。
もしかすると、訪ねてきた友人が「これあなたが作ったの? 素敵ね! 売ってくれない?」とラッキーな申し出はあるかもしれませんが......

素晴らしい作品(売ってお金にしたい)を、家にぽつんと置いている友人がいたら、なんてアドバイスしますか?


汎用性のあるスキルってどういうスキル?

では実際にジャグアタトゥーアーティストやクリエーターにとっての「汎用性のあるスキル」とはどういったスキルでしょうか。

アーティストに限らず、もの作りをしている方が、"スペシャリストにならなくても良いが、軽くでも出来た方が楽になれるスキル" を紹介します。

ポイント

  • SNSの運用
  • 写真撮影(スマホでも良いが、カメラを扱える)
  • 動画撮影・編集(アプリ、動画編集ソフト)
  • DTPフライヤー作成(IllustratorやIndesign、canva)
  • 企画運営スキル
  • ライティング(SEO対策・ブログ運営)
  • チームマネジメントスキル
  • 経理  会計ソフト(弥生会計・マネーフォワードやfreee)
  • 簡単な英会話スキル(海外アーティストと交流)
  • Word、Excel、PowerPoint(対外的な業務に必要)
  • webデザイン(WordPress、ペライチ、wix、jimdo)
  • マーケティング
  • Notion、Slack、Asana、googleサービス等の使用

今の現状に強く関係していて、すぐに必要な事から手を付ける

ざっくり考えてみて、思いついたものを並べてみました。
こんなにもたくさんのスキルを一気に身につけるのはとても時間がかかりますし、苦手な分野もあるでしょう。

誰にでも」「簡単に」「無料で」アーティストになれる!

「ジャグアタトゥーですぐに稼ぐ方法」

と言ったタイトルの方が、記事も読まれてPVも上がるのはわかりきっているのですが、実際そうではないですし、簡単でもないのに簡単そうに伝えて、あとは知らん、という無責任な人間にはなれないのです・・・。

中の人

あえて言いますが、わたしは35歳まで一般企業へ出向し、単純作業をするだけの派遣OLでした。
上記に掲載したスキルは、当初どれもできませんでした。

(ついでに言えば絵の才能もありません、でもちょっとだけ手先が器用な方だったと思います)

どれも難しそうなんですけど、どれから手をつければいいのかな・・・

コレカラちゃん

私はSNSで告知したり、ちょっとしたフライヤーを作るのにアプリを使用してスマホで作っています!

こなれさん

今は、adobeのような高価なソフト(Illustratorやphotoshop)を導入しなくても、無料で使えるCanvaの活用だけでも十分ですね。私ももっぱらCanvaのヘビーユーザーです!

今すぐ必要な業務をぶっつけ本番でトライする。初めてでわからないことだらけでも、自分ごとなので必死で覚えると思います。見よう見真似でできた成果物に "いちいち落ち込まない" というのも大切なマインドです!

汎用性のあるスキルを身につけるメリットは?

少なくとも、私が知っている、数年にわたり活躍しているアーティストさんは、専門的スキルとは別にいくつかの汎用スキルを持っています。汎用=潰しが効く、というと伝わりやすいでしょうか。

  • 平日は会社勤めのOL、今の会社は勤続5年。電話対応、事務作業、オールマイティにできます!
  • アパレルショップの店員、接客販売、顧客対応、毎日いろんな人と会っています。
  • 美容師をやっています。サロン勤務ですが、繁盛店でとても充実しています。
  • 子どもが大好き! 子育てサークルを運営しています。

これら以外でも、様々なお仕事を兼業しながらアーティスト・クリエーター活動をされている方はたくさんいらっしゃいます。

あれ?先ほど述べていた難しそうなスキルと全然ちがいますが、この方達も "汎用スキル”を持っているということですか?

コレカラちゃん

中の人

はい! そうです。

中の人

それは、アーティストになくてはならない【社会性】です。

え?ここにきて「社会性???」と驚かれたかもしれませんが、社会人経験はとても大切です。
アーティストとして柱を立ててしまうと、組織やグループから一旦離れます。それはそれで人間関係のストレスから解放されますが、組織やグループにいるうちは年齢も性別も様々な人と関わり、仕事以外に多くの経験と学びがあります。

一見ごく普通に見える職業でも、従事している時間の中で、事務的なこと、電話応対、チーム調和、など知らず内に身についています。

社会経験があると、同業他種、異業種への転職もできますし、今以上のステップアップも可能です。
私も35歳まで一般企業に勤めており、「社会人・会社人」としての経験は今になって本当によかったと思っています。
もし私が今誰かと一緒に仕事をするとしたら、社会経験がしっかりある人と一緒にチーム作りをしたいです。

おすすめスキルはWEBデザイン まずは自分のHPを作ってみよう

ジャグアタトゥーの専門スキルだけでなく、アーティスト活動する上で必須のスキルから、出来たらいいなというスキルまで羅列しましたが、どれも全て完璧にできるようにならないとダメということではありません。

私は前職を退職した後、しばらく市の職業訓練所へ通っていました。そこでWEBデザインのカリキュラムを選択したのですが、絶望レベルに理解出来ず、授業にはまったくついていけませんでした。もちろん習得していません。当時、「私はこの分野は向いていない」と痛感したのでした。

ところが今は、紆余曲折を経て、自社サイトを4つ、他社サイトを5つ管理しています。
楽天市場やSTORESといったECサイトも、外部を挟まず自社運営しています。


ボディーアートを始めてしばらく後、「アーティスト活動のためのホームページが欲しいけど、デザイン会社に頼むお金がない」「自分でやるしか・・・」と、泣く泣く向き合いました。

ドメインって何?というレベルからのスタートでしたので、思った通りに表示されないし、センスもなにもありません。
プロに聞けば2分で解決しそうな事も3日悩んでボロボロになりながら作成。インターネットや本で調べている時間、打ちひしがれている時間が遥かに長く、相当頭が固かったのか大変苦労しました。


今はwixやjimdoなど、無料でホームページを作るツールがあります。おしゃれなテンプレートが充実していて、操作方法がわからなくても、ネット検索で大概解決できるほどの情報が溢れています。まだ未経験の方は、ぜひ自分のサイトの立ち上げにチャレンジしてもらいたいです。

前出のツールの他、このサイトのWordpressなどのWebページ作成スキルは、とても汎用性が高く、副業としてホームページ作成を請け負うこともできます。アーティストのセンスも相まって、良い相乗効果のある魅力的なページを作れるようになるかもしれません。アーティストとWEBデザインの仕事はとても相性が良いと思います。

やる気や情熱の火を消さないために、焚き火に薪を焚べましょう。

あれもして、これもして、専門性スキルも磨き、アーティストとして事業をするという事は思った以上にやる事があります。
タイムパフォーマンスとコストパフォーマンスを考慮して、自分にできないことは外部に頼む、という考えもありますが、個人で活動しているアーティストにおいては、それらを外部に委託して時間を確保しても、やれるのは「自分の技術を磨く」くらいです。

こういった流行り物のボディーアートは、いつか緩やかにペースダウンする日が訪れます。活動し続けるためには、焚き火(専門性に満ち溢れた才能)に薪を焚べる必要があります。

察しがよい方はもうお気付きかと思います。薪が「汎用スキル」というわけです。
薪があれば、さらに他所の焚き火のお手伝いもできます。薪になる木は野山にありますし、ホームセンター等でも販売していますよね。そんなふうに汎用スキルを捉えてみてください。

自分で自分を雇いたい、と思えるくらいに成長する

独学でやり始めると、どのレベルまでやればいいのか、どこまで覚えればいいのか、合格点がわからないために途中で挫折しやすい傾向があります。それに、その道のプロとして仕事をしている人は、ずっと先の第一線で活躍されていますから、あなた自身が「ちょっとやった事がある程度で、これを仕事として請けるには不十分すぎる!」と思うのも無理はありません。

私も10年以上のアーティスト活動を経て、実務を含め、いろんなスキルが身に付いたと思えるようになりましたが、先述した汎用スキルはどれも【プロフェッショナルレベル】で知り尽くしているか?と聞かれると、そうではありません。

自分にとって必要な事項から操作方法を覚えていく学び方をしているので、知っていることは出来るけど、知らないことは知らない、という中途半端なレベルだと思っています。

英語学習も然り、英検やTOEICなら点数が目に見えますが、旅先で出会った人と話す程度のコミュニケーションでの英会話だと、スキルの位置付けは難しいですよね。

そこで私が提唱するのは、「自分で自分を雇いたい」と思えるくらいに、自己成長をすることです。
独学は非効率で根気がいる事かもしれませんが、ずっと学び続ける人生もいいものですよ!

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